2010年6月20日日曜日

わらびの土佐酢漬け 今年は蕨をたくさん食べました。



















∩・∀・)こんにちは~筋肉料理人です!
今年は蕨をたくさん食べました。
昨年まで蕨はお店で買うものだったんですが、昨年末、佐賀県みやき町元民間保養施設で働きはじめ、ここが自然の豊かな土地だから毎週のように筍や蕨をもらったんです。
以前はお店で買ったのしか調理しないし、居酒屋には八百屋さんが水煮したのをもってきてくれるんで自分でアク抜きもした事がなかったんです。だから、今年は筍、蕨をたくさん料理して勉強になったし、山菜も魚と同じく鮮度が命って再認識しましたよ。でも、魚と違うところは下処理をすればOKってとこでしょうか。
蕨の場合、生を大量に食べると食中毒を起こしちゃいますが、木灰でアク抜きすることで安全に食べられるようになります。素人や山菜料理に詳しくない人は「木灰」って聞き慣れない言葉が出た時点で????・・・・どうやって料理すればって感じです。私の場合もそうでした。
木灰は文字通り木や草を燃やした灰です。木を燃やした灰はアルカリ性 で、これを水に入れると水がアルカリ性になる、これがアクを抜いてくれるんだそうです。ですが普通、今時の家庭で木灰なんて使った事があるところは少ないでしょう。私の家でもそうです。よほど近所で蕨がとれるとか、親兄弟、知り合いに山菜マニアがいない限り使い方を知らないと思います。
この辺りが壁って言うかハードルが高いんですよね。蕨自体は春、山に行けば比較的見つけやすい山菜で初心者でも見分けは簡単なんですが、その後の料理法で躓いちゃいます。
その面倒そうな蕨のあく抜きですが、お菓子作りに使うタンサン(重曹)がアク抜きに使えるんですよ。やり方は簡単で生の蕨を水洗いしバット等に入れ、これに熱湯をかけます。熱湯は蕨がひたひたに浸る位に入れ、タンサンを熱湯1リットル当たり小さじ1杯弱入れればいいんです。このまま半日~一晩置いておけばアクが抜けます。アクが抜けたら流水に晒し、お好みの料理に使えます。




蕨を使った定番料理ならお浸しにしたり、炊き合わせに使ったり、山菜ごはん、色々ありますが、もらった蕨なので、お礼に料理したのをあげたいと思いました。となると保存できる料理がいい。で、あっさり美味しいわらびの土佐酢漬けを作った訳です。




















 土佐酢は昆布とかつお削り節で風味づけした酢で、カツオの香りと出汁が効いた酢です。
適度に柔らかく水煮した蕨を熱々のうちに土佐酢に漬けました。
こうしておけば保存がきくんで、つくり置きして置く事ができます。




















後日、頂いた方に味見してもらいました。
そして残りは何時もお世話になっている方におすそ分け。
一食分、深夜の晩酌にいただきましたよ。

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